彼女はまだ足があった頃と2年弱前からの義足のギャップにかなり苦しんだようだが、今はありのままの自分を受け入れて彼女なりに一生懸命生きている。俺には到底出来ない事だ。
 彼女にとって俺は唯一正直な話が出来る相手だと言ってくれたし、彼女なりに過去の身辺整理(そこまで自分を追い詰める事はないと思うんだが、彼女なりにけじめをつけたいそうだ)をしている。ある土曜日がデートだったのだが、それを断って俺と会ってくれた。お互いいなければならない関係になって来た。まだまだ彼女は俺に対して信じていいのか不安そうではあるが。俺はもう彼女を愛する覚悟を決めた。欝でどうにもならなかった俺に力と希望を貰ったから。感謝してるし大事にしたい。

俺の性病もどのくらい治ってるのかまだはっきり聞いた事がないから、聞いてみたら口からの感染はしないし、コンドームを付ければセックスも出来る言われた。俺は欝になってからインポに近くなってきたが、彼女なら大丈夫だと思った。

ある土曜日にその事を話して抱いてもいいかと聞いたら、俺に任せると言われたから俺は早速近くのコンビニにコンドームを買いに行った。キスをして愛撫をしてる時はよかったし、勃起したが、いざ入れる時に萎えてしまって出来なかった。

 彼女はそれが義足が原因だと思ったらしく傷付けてしまった。彼女に「体は正直だからね。嘘つき」と言われてしまった。俺はそんな事はないと説得したが、聞き入れてくれなかった。俺は延々と彼女義足の事は関係なく彼女を愛しると説得して信用してくれたかは分からないが落ち着かせた。

それ以来セックスはしてないが、土曜日の他に月曜日と木曜日に彼女のうちに泊まるようになった。やっとよりを戻したがまだ俺を好きになるまではいってなさそうだ。会うと恋愛ごっこじみた事をしたり話し合ったりしているが、まだ彼女の本心は分からない。

彼女は子供のような純真さと大人の成熟した女性の面を合わせ持っていて、大人の彼女の時は俺はもて遊ばれてる感じがする。まだ足がある頃の自信とプライドがあって、まだ俺みたいな男が彼女を好きになるにはもったいないと思ってるみたいだが、俺が彼女を真剣に好きになればなる程彼女も俺を好きになってきたみたいだ。この先どうなるかは分からないが、会うたびにいい関係になってきている。ま、何とかうまくいくだろう。

おしまい

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