「エレファントを見た」

　何だかんだいって今年も結構ビデオ見てる。ちなみに俺は監督も俳優も分からんので悪しからず。　

　「エレファント」。これはコロンバイン高校大量殺人事件物。「ボウリング・フォー・コロンバイン」と違った意味で面白い。話はごくありふれた光景が続く。遅刻して校長に呼ばれる少年、写真を写す写真部の少年、外出届けを申請するカップル、学食で飯を食う3人組の女、ゲイについての授業をする先生と生徒達、ピアノを弾く少年とその友達。そ
の人々の主観的シーンと客観的シーンが繰り返される。何なんだと思っているうちに段々わかってくる。ピアノを弾いてた少年とその友達がネットで銃を注文する。この二人が事件の犯人なのだ。延々と繰り返されるシーンは二人が校内に侵入する時なんである。そこで二人は彼等を殺しまくる。ほとんどの生徒が逃げたところで犯人の一人が相棒にどう
だったと聞く。相棒がまぁまぁだと答えたとたん相棒を殺す。もう一人は殺す奴を探す。学食の冷凍庫に隠れていたカップルを見つけ、どちらにしようかな神様の言う通りと言いながら終わる。

　とにかく淡々としてるが、そこが怖い。興味を持った方は是非見て下さい。

おしまい